当クリニックでは漢方を用いた治療を積極的に行っています。 漢方や西洋医学がお互い得意とするところを生かしたり、全体として薬を最小限にしやすくすることが出来ると考えているからです。
漢方内科について
患者様おひとりずつに合わせたオーダーメイドの治療を行い、心や身体全体のバランスを整えていきます。

このような症状や病名の方に
呼吸器系 | 気管支喘息 |
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皮膚科系 | アトピー性皮膚炎、じんま疹 |
消化器系 | 胃もたれ、げっぷ、慢性胃炎、下痢、過敏性腸症候群、機能性ディスペプシア、空気嚥下症 |
泌尿器科系 | 夜尿症、頻尿 |
婦人科系 | 月経前症候群(PMS)、月経不順、月経困難症、更年期障害 |
身体の痛み | 頭痛、腰痛、関節痛 |
その他の身体の症状 | 疲れやすい、肩こり、便秘、冷え症など |
憂うつ、不安、イライラ、食欲低下、不眠など、心の不調に関してもご相談ください。
また、漢方内科として、診療時は以下の診察法を行います。
望診
視覚による情報を中心としたもので、外見や表層の様子を対象とします。
舌診といって舌を観察する場合もこの中に含まれます。
聞診
聴覚や嗅覚によって得られる情報で声の様子や口臭、体臭などで、目を閉じて感じ取れることの出来るものです。
問診
問いかけることで患者様の状態を把握します。
切診
触れることで得られる情報です。脈や腹部を観察する脈診、腹診が中心となります。 表層の湿潤や温度、張り具合、抵抗などを対象とします。
心療内科・精神科について
症状や環境、ストレス要因など、患者様が何にお困りになり、どのようなことを望まれているかを、
しっかり耳を傾けたいと思っています。
安心してご相談出来るように努めながら、薬だけに頼らない治療を心がけていきます。

このような症状などでお悩みの方は、ご相談ください
対象となる主な疾患

うつ病
脳内の神経伝達物質の異常で脳の働きが低下したり人間関係や環境の変化によるストレスなどで、憂うつになったり、元々好きだったことが楽しめなくなったりといった心の症状が起こります。食欲低下や不眠などさまざまな身体の症状が出ることもあります。

躁うつ病
気分が高揚して普段より活動的になる躁状態と、憂うつで無気力になる抑うつ状態を繰り返します。躁状態では気分が高揚しているため、爽快に感じ治療を受けずに抑うつ状態のときだけ治療を受けて病状を悪化させることもあります。その発症には遺伝子が関与しているのではと言われています。
神経症
性格や心因が作用して起こる心の病気で、心身とも不調をきたすこともあります。ノイローゼと呼ばれることもありました。

不安障害
不安や恐怖感が強くなり、それが気になって日常生活に支障をきたしたりします。

パニック障害
突然、動悸や呼吸困難、震え、異常な発汗、めまいなどの発作が引き起こされます。またいつどこで発作が起こるのだろうという恐怖感で頭が一杯になり、そのため常に不安に悩まされるようになります。

強迫性障害
身体が汚れているのではと何度も手を洗ったり、カギやガス栓を閉め忘れているのではと何度もその確認をしたりなど、特定の事柄が気になって不安になり、それを打ち消すための行動を繰り返してしまいます。好ましくないことを思いつくと、それを打ち消す儀式的な行動をすることもあります。

社交不安障害(対人恐怖症)
大勢の前で話をしたり、人前で何かをするとなって他人から注目されると、不安や緊張感が強くなり、発汗や動悸、震えなどが出てスムーズにいかなくなります。

適応障害
学校や職場、家庭などの環境に大きなストレスを感じて上手く馴染めず心や身体にさまざまな症状が表れます。そのストレス原因から離れると比較的早く症状が和らぎます。
身体表現性障害
いろいろと身体の検査をしても異常所見に乏しく、心理的な要因から痛みや消化器症状、痺れなどの身体の症状が続く状態です。

不眠症
入眠が難しかったり、途中で起きるといったことから、目覚めても疲れが取れない、たくさん寝ても日中の眠気が強くなるといったことで、日常生活に支障をきたします。

統合失調症
自分の悪口が聴こえたり、周りの人たちに嫌がらせをされている、誰かに監視されているなど実際に起こっていないことが本当のように感じられたり(幻覚や妄想)、自分の考えが周りに知られたり、誰かに操られているような感じに陥ったりと考えがまとまらなくなったりします。喜怒哀楽が乏しくなり言葉数が少なくなって他人との関わりを避け無関心状態となることもあります。
心身症
身体疾患のうち、その発症や経過にストレスの影響を受けて器質的ないし機能的な障害が出ているものです。胃潰瘍や過敏性腸症候群、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、頭痛(筋緊張型頭痛、片頭痛)などが挙げられます。
自律神経失調症
主にストレスなどで、自律神経、つまり交感神経と副交感神経のバランスが乱れた状態で心や身体に不調をきたします。
休職と復職について
「仕事に行こうとしても、おっくうで、どうしても身体が動かない」、「職場に行きたくない」、「仕事をしていると息苦しくなって、そのことを考えると涙が出てくる」
このような訴えをいただくことがありますが、これらはうつ病や適応障害などでよく起こりうる症状です。そのままお仕事をしていると、ミスが増えたり、ご自身で何とかしようとすることで症状を悪化させる方も少なくありません。強いストレスがかかっている状態では誰しもがそのような状態になる可能性があります。どうぞ、そんなときはお早めにご相談してください。
メンタルが不調の際は、ご自身をストレスから遠ざけて居心地のいい場所に置いてあげるという環境調整が大切で、回復に重要なことです。
薬の飲み方
薬の飲み方は、漢方薬のみや、漢方薬と西洋薬、西洋薬のみ、薬なしで診察のみという場合があります。
当クリニックでは、いずれの方もおられ、体質や体調、ご要望などを総合的に判断して用いています。
どのような形であっても、少しでも病状が和らぐ方向に寄与していきます。
当クリニックに来院されることで、人生という「物語」が、より素敵な「物語」になるように、考えていきます。
カウンセリング、グループワーク
主に認知行動療法をベースにした心のトレーニング(練習)を行っています。
当クリニックに通院中の方に対して、医師が判断し、患者様とご相談の上という形になります。